羽田空港の離陸・着陸の概要(初心者向け基本的データ)空港平面図
羽田空港の離陸機や着陸機はどのようにルートを選んで飛んでくるのかのデータ集です。
飛行機は事前に決められた飛行ルート経路と管制官からの指示で飛んでます。
その基本的な部分についてのデータ集です。
データについては各機関からネットで公開されている部分を集約しています。
○羽田空港の滑走路(空港平面図)について
解説
羽田空港の滑走路についてです。
現在は4本の滑走路がありA〜Dの名前が付いています。
各滑走路には向いている方位により角度の百と十の位で表現されています。
進入位置により2つの角度数字が付けてあり、その2つは当然18(180度)違います。
同じ方角の滑走路がある場合は左側がL(left)、右側がR(right)と区別されています。
A滑走路−角度は「34L」と「16R」
B滑走路−角度は「22」と「04」
C滑走路−角度は「34R」と「16L」
D滑走路−角度は「23」と「05」
○進入ルートと風向きと時間帯による利用される滑走路について
解説
飛行機は向かい風の方が飛びやすいです。
追い風(機体の後方からの風)だと無理な場合があります。
そのため、北風又は南風の場合は使用される滑走路が異なる場合があり
離陸着陸のために2つの風に合わせた運用ルールがあります。
ルールの他に地域住民の騒音被害軽減のための飛行ルートが決められています。
23時から朝6時までは地上部分は通らないルートが利用されています。
東風や西風の場合は来た又は南に近い方が利用されており、無風の場合は北風パターンが利用されています。
●昼間の北風パターン
●昼間の南風パターン
●深夜帯パターン
出典:東京国際空港(羽田空港)の新滑走路供用に伴う運用変更に関するお知らせ
○各滑走路の実際の利用状況についてについて
解説
1時間あたりの離陸と着陸の回数
昼間時間帯(06時〜23時)は、1時間あたり出発到着とも40回、
深夜・早朝時間帯(23時〜06時)は、基本的に出発、到着ともに8回となっている。
○実際の滑走路利用数について
解説
浦安市のデータによるもの
出典:平成24年度羽田空港航空機騒音実態調査結果
○平成24年度:羽田空港滑走路別着陸機数について
解説
発表された統計データによるもの
○各滑走路の利用の解説
解説
浦安市のデータによるもの
出典:平成24年度羽田空港航空機騒音実態調査結果
○風向きによる離陸滑走路の利用
解説
風向きにより下記のように離陸滑走路が利用されています
北風運用
05または34R
(早朝7〜9時に事前に決めた定期便のみ34L廃止予告)
南風運用
16Lまたは16R
深夜運用
05(北風)
16L(南風)
上記が利用できない場合は16R
北風で05が閉鎖又は背風または横風規制で利用できない場合は34R
○風向きによる着陸滑走路の利用
解説
風向きにより下記のように着陸滑走路が利用されています
北風運用
34Lまたは34R
南風運用
22または23
20ノット以上の南東強風時は16L
深夜運用
34R(北風)
23(南風)
34R(北風)が利用できない場合は34L
南風で23が利用できない場合は16Lを利用する
南風で23・16L共に利用できない場合は22が利用される
○離陸する滑走路が2つある場合の利用分けについて
解説
北風運用の場合の利用分け
34R、北海道・東北・北陸・山陰・ソウル・北京
05、九州・四国・関西・中部
南風運用の場合の利用分け
16L、北海道・東北・北陸・山陰・ソウル・北京
16R、九州・四国・関西・中部
関連
国土交通省:航空
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