羽田空港の2019年着陸(中級者向けSIDチャートSTAR)
羽田空港の離陸機や着陸機はどのようにルートを選んで飛んでくるのかのデータ集です。
飛行機は事前に決められた飛行ルート経路と管制官からの指示で飛んでます。
事前に決められた方式についてです。
データについては各機関からネットで公開されている部分を集約しています。
○羽田空港の滑走路について
解説
羽田空港の滑走路についてです。
現在は4本の滑走路がありA〜Dの名前が付いています。
各滑走路には向いている方位により角度の百と十の位で表現されています。
進入位置により2つの角度数字が付けてあり、その2つは当然18(180度)違います。
同じ方角の滑走路がある場合は左側がL(left)、右側がR(right)と区別されています。
A滑走路−角度は「34L」と「16R」
B滑走路−角度は「22」と「04」
C滑走路−角度は「34R」と「16L」
D滑走路−角度は「23」と「05」
○羽田空港周辺の航空路(エンルート)について
羽田空港を離陸した航空機は西方向へは内陸(神奈川県や東京都上空)を進みます。
北方向へは千葉県から北に向かいます。
●離陸滑走路から航空路
(VAMOS・LAXAS・NINOX・RITLA・BEKLA・ROVER・RUTAS)DEPARTURE
○各地の空港から羽田空港周辺の航空路(エンルート)について
羽田空港へ向かう航空機は西方向からは太平洋上を進みます。
北方向からは内陸を南に向かいます。
●航空路から着陸滑走路
他の空港からエンルートを飛行してきた航空機が着陸滑走路進入地点まで誘導されるルートです。
住宅街の騒音対策や離陸機との近接を避けるようなルートが設定され下降していきます。
無線は東京アプローチと呼ばれる無線波が利用されています。
(東京APP、119.10と119.40。北側方向からは119.4、南側方向からは119.10と119.65)
東京APPの次は東京TWAに周波数移動が指示されます。
状況により東京APPの次が東京RDR126.50の利用もあります。
○北風
・AKSEL ARRIVAL 北風34L34R
・AROSA ARRIVAL 北風34L34R
・GODIN ARRIVAL 北風34L34R
・OSHIMA ARRIVAL 北風34L34R
・OSHIMA ARRIVAL 北風34L34R
・POLIX ARRIVAL 北風34L34R
○南風
・AKSEL ARRIVAL 南風22 23
・AROSA ARRIVAL 南風22 23
・OSHIMA ARRIVAL 南風22LDA 23LDA
・OSHIMA ARRIVAL2 南風22ILS 23ILS
・POLIX ARRIVAL 南風22 23
●各滑走路への着陸ルート
着陸滑走路進入地点まで誘導された航空機が高度を下げつつ滑走路に着陸するルートです。
時間帯・風向き・視程などにより方法等が変わってきます。
無線は東京タワーと呼ばれる無線波が利用されています。
(東京TWA、118.10と124.35と118.575と118.725。
多忙時
A滑走路34Lと16R-118.10
B滑走路34Rと16L-124.35
C滑走路22と04-118.575
D滑走路23と05-118.725(23着陸時は124.35を使う)
閑散時(深夜)
118.10と124.35
または、118.10のみ
多忙時は東京APPと各タワーの間には東京RDR126.50の利用もある
例:東京APP→東京RDR126.50→東京TWA124.35
・22ILS(昼間、天気の悪い南風時の南側からの進入ルート)
・22LDA(深夜、南風で23と16Lが利用できない場合)
・22LDAZ(昼間、南風時の南側からの進入のメインルート)
・23ILS(昼間、天気の悪い南風時の北側からの進入ルート)
・23ILS(深夜、南風の場合)
・23LDAZ(昼間、南風時の北側からの進入のメインルート)
・23RNAV(深夜、南風の場合)
・34LILS(昼間、北風時の南側からの進入のメインルート)
・34LVOR(昼間、天気の悪い北風時の南側CACAOカカオからの進入ルート)
・34RVOR(昼間、天気の悪い北風時の北側からの進入ルート)
・34RHIGHWAY VISUAL(昼間、北風時の北側からの進入のメインルート)
・16L進入
(2014年現在、強い南風時、深夜05の使えない火曜と金曜の南風時)
(2016年5月期、強い南風時、深夜05の使えない水曜の南風時)
(2018年3月期、強い南風時、深夜05の使えない水曜の南風時)
・16L左旋回
関連
国土交通省:航空
戻る
00000004