羽田空港南風時の離陸着陸ルート(16R.16L.22.23)
春から秋に多い南風の場合です。
飛行機は向かい風で着陸と離陸が行われていますので
南から吹いてくる南風の時(地図だと下から上方向)は
着陸は北から南に向かって(地図だと上から下方向)空港に行き
離陸も北から南に行きます
住宅地の騒音問題のため昼間は可能な限り低高度での住宅地通過はしないルートになり
夜間時は東京湾上のみを通過するルートが取られています。
緊急時はこの限りではありません。
主な使用滑走路
着陸
22(RWY22)B滑走路
23(RWY23)D滑走路
離陸
16R(RWY16R)A滑走路
16L(RWY16L)C滑走路
強い南風の場合に使用滑走路
着陸
16L(RWY16L)C滑走路
利用しているのはflightradar24.com
です。
羽田空港北風時の離陸着陸ルート(使用滑走路34R.34L.05)もあります
詳しく知りたい方は中級者向けSIDチャートSTARをみてください
公式の飛行ルートについては羽田空港飛行コースで確認してください
◎公式な飛行予定ルート
○天気の良い晴天時<運用比率37%>
(LDA進入方式によりB滑走路22とD滑走路23を利用)
○荒天時(雨など)<運用比率3%>
(ILS進入方式によりB滑走路22とD滑走路23を利用)
○夜間時(23〜6時)
(良い天気RNAV・LDA進入方式によりD滑走路23を利用)
(悪い天気RNAV・ILS進入方式によりD滑走路23を利用)
視認進入:
レーダー管制下にある計器飛行方式による航空機が、計器進入によらず地上の物標を視認しながら行う進入
RNAV(area-navigation route):詳細説明
広域航法のこと。従来の地上航法施設からの電波を受信し、電波発信源に向けて飛行する方式とは異なり、
GPSを含めた電波を利用して自機位置を測位し地上施設位置にとらわれることなく飛行する方式
ILS(Instrument Landing System) :
計器着陸装置の一つ。進入する航空機に対し、電波により飛行コース及び降下角の両方の情報を与えること
により、精密進入を可能とする。
LDA(Localizer Type Directional Aids):
滑走路中心ではなく、千葉市上空から空港近辺までの誘導を行う位置にローカライザーを設置し、その電波
に乗って空港近傍まで進入する方式
国土交通省の解説より
実際の飛行ルートパターン
◎離陸
◆滑走路16Lから深夜に離陸して1周してから東京湾上を進む場合のルート
◆滑走路16Lから離陸して東京湾から北方向に進む場合のルート
◆滑走路16Lから離陸して左旋回して都心部上空から西方向(福岡)に進む場合のルート
◆滑走路16Rから離陸して東京湾から南方向に進む場合のルート
◆滑走路16Lから離陸して南方向に進み横浜あたりから西に行く場合のルート
◆滑走路16Lから離陸して千葉市上空を通過し北海道方向に行く場合のルート
◎着陸
◆滑走路22に晴天時に東側から着陸する場合のルート
◆滑走路22に荒天時に北東側から着陸する場合のルート
◆滑走路22に荒天時に北東側から着陸する場合の周回ルート
◆滑走路23に深夜に東京湾に沿って着陸する場合のルート
◆滑走路23に深夜に半円描いて着陸するルート
◆滑走路16Lに深夜に南側から急旋回して着陸する場合のルート
主に水曜の午後11時以降(2016年6月期)の滑走路23が使用できない場合に利用される。
住民との協定で深夜の利用は滑走路22より16Lが優先利用される。
(サークリングアプローチと呼ばれているようです)
離陸機がなければ空港の近くから180度回ります。
たまに台場のあたりまで行く場合もあります。
外国機は規定ルートを逸脱しやすいようです。豊洲や晴海まで行き、レインボーブリッジあたりから南へ
このルートを通ると台場や東雲の高級マンションからはすごく近くに見え轟音でしょうね。
2004年にはタイ航空のジャンボ機(747)が日本橋まで行き南に転換東京タワー付近を通過し着陸した事例もありました。
◆強風のため滑走路22に着陸するルートで進入し16Lに着陸した場合のルート
各種データと資料は各機関で公表しているものを活用しています
羽田空港北風時の離陸着陸ルート(使用滑走路34R.34L.05)もあります
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